和尚のブログ

2022-5-3

101才の生涯を終えましたー我が父

4月18日14時52分
兵庫県朝来市の瑞泉寺で、義姉さんに看取られながら、息を引き取りました。

18日は朝からリハビリにいなべ総合病院ー菰野厚生病院と行っている間に兄から親父が「いよいよ、危ないよ」との留守電が入ってました。
そうか。とうとうか、と思いながらも、昼に知人と話をして、さあ、準備を始めた矢先に義姉さんから「ごめんなさい。間に合わなかった。」
との電話。
母親の時もそうでしたが、臨終に立ち会うことは叶いませんでした。

親不孝ものですね。

三週間前に会った時、「悪いな、遠くにやって。桑名の和尚の口車に乗ってしまって、遠い処に行かせて、申し訳ないことをしてしまった。悪かった悪かった。」と謝られました。
ここ、最近は会うたびに謝られてばっかりです。

何か有っても、すぐには対応出来なかっ事は確かでした。

仕方ないことは分かってましたが、やはり辛いです。

とうとう、親孝行が出来なくなりました。
「親を何だと思っているのだ‼️」なんてよく言われてました。
そうですよね。私は親の骨までしゃぶっていました。親を感謝はしていますが、それをどう表すかー色々してきましたが、どう思っていたのか。
もう、返事をしてはくれなくなりました。

母親が元気な頃に言っていた言葉を思い出します。「あんたは私ら親から相当の恩を受けたはずや、でも、もう返すことはないで。どうせ、返せへんのやから。だったら、私らからもらった恩を他の人に私やそうしたら、私らの恩がアンタの周りの沢山の人や生き物に行くやろ。私らに返したらそれで終わりや。しっかり周りの人や生き物に恩を渡しなよ❗」

その言葉が染みてきます。

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