和尚のブログ

2020-8-14

母を送る

人は何時か死ぬ、そして、家族は送る。それが葬儀です。
私は幾人もの人を送る葬儀をしてきました。
我が子も送りました。

そして、今度は母を送る日がやって来ました。

それもなんと、このお盆のど真ん中で。
 
8月11日に亡くなり、14日に送り、葬儀をました。
お寺関係者にとってこの時期大変だとは、母はよく分かっているはず。なのに何故、今なの⁉️

私も14日、お盆のお参りを他の日に振り分けてもらって実家、瑞泉寺に!
通夜には間に合いません間に合いませんでしたが、棺に入った母を拝みました。
「何で、この忙しい盆に行ったの?寺の奥さんなら分かるでしょう⁉️それなのに、私たちになにを教えたいの?」
等と恨み節を唱えました。お経と一緒に。

母ほ私たちに、「さぁ、こんなときに人を送ることになりました。どうする?」正に現状公案です。
現状公案とは、禅問答の問題を現実のこの中でどう、答えるかー。死ぬ時まで、私たちを
母は神戸三宮の雑貨屋生まれました。正に都会っ子。しかし、神戸の大空襲で京都に疎開。

所がまだまだ、お母恋二十歳の年で、兵庫県の和田山ー田舎です。瑞泉寺に嫁いで来ました。
寺の奥さんとはなん足るかも知らず。
旦那になる、和尚の義亮も理解せず。
そして、結婚してすぐに子どもを授かりました。それが兄です。それから3年おきに子宝を3人授かりましたが、2番目は生まれてすぐに亡くなったとか。

しかし、姑さんの嫁イビりは半端なものではなかったようです。

その後のまたの機会に。

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