和尚のブログ

2016-8-30

正直に言われて

毎月第四木曜日に、四日市にある中日文化センターで、イス坐禅の講座をしています。3名の参加者ではありますが、皆さん熱心に座っておられます。

先日も気持ち良く座って快調にお話ができて、帰るとき事です。

駅前駐車場の六階に車を停めていたので、エレベーターを探して一階から乗りました。四日市の駅前駐車場を利用させた方はお分かりでしょうが、駅との連絡路が二階にあるので、通常は二階からの乗り降りが多いのです。ところが、私は迷ってしまい一階から乗ることになりました。
エレベーターが来たので乗ろうかとしたら、家族連れがすでに乗車。
あれーと思って乗り込むや、おばあちゃんらしきご婦人が、「図々しいもので、下に行くのに二階から乗ってしまいまして。ごめんなさいね。」と言われても意味を飲み込むまでに間がありました。その家族は4階で降りるようで、降りしなもそのご婦人が一言「先に降りるのにごめんなさいね。」そして、五歳位のお孫さんが、「ありがとー」そう言って降りて行きました。お母さんらしい女性も一礼して。

私からしたら、この家族から何か悪いことされたわけではありませんから、何も言わなくても良いと思うのです。
でも、おばあちゃんからしたら、二階から上に行くつもりだと思って乗り込んだら、一階に降りてきて、私が乗って来たので、先に占領したような気になったのでしょう。本来なら、下に降りていくのを見送って私の後に乗り込むべきなのを。

何か、気持ちが良かったのは、何故なのでしょうか⁉

自分の非を素直に認めて謝る。

んー、今、忘れていたことを思い出させて頂きました。
この家族に感謝します。

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