川スミの社員さんと円福僧堂に5月2日、入制大接心に参加してきました。
日程は冬と夏とでは、夕鐘の時間が違うだけ。
時間はすべて、日直(じきひつ)さんが鐘と柝をならして合図してもらえます。だから、楽ちん。
時間に追われる日々からの解放です。
一緒に接心に参加してくれている川スミの社員さんはこの接心を「ディズニーランドのようなものだ」と言っています。少し不謹慎なと最初は思っていましたが、私も分かる気になりました。俗世間からの解放です。
とわいえ、参禅があります。禅問答は命がけです。悠長なことは言ってられません。必死で捻提(答えを出す事ですが、頭で考えるのではないので)です。今回の公案(問題)は大変そうです。今回はすべてアウト!!
そんな私を癒やしてくれたのは、つがいの鴨さんでした。円福寺の池にいるのを初めて見ました。
日頃は居ないのですが、私が公案が通らずにボーとしていると鴨さんが現れたのです。
何をするわけではありませんが、二羽がたたずむ姿は和ましてくれるのです。なぜなのかと考えるとそこには何もないからです。何か見返りを求める事もなく、ただただ、自然にそこにたたずんでいるだけだからですね。
彼らがいなくなった池は、何か寂しかったです。
私も鴨のような存在になりたい。
そこに居るだけで、ホッとしてもらえるような存在で。
寄り添うって、簡単そうだけど、これって難しい。
それを私がやるぞ!!