和尚のブログ

2018-6-9

人生、楽しまないと

日本大学のアメフットボールの事が1ヶ月近く報じられたり、高校野球部のしごきが話題になっています。

成果をあげる為には、なりふり構わず、強いて強いて鍛えあげる事が美徳と言われた時代がありましたですね。うさぎ跳を必死にすると鍛えられて良いといっていた時代は確かにありました。

それは時代に合わないと云われて、みんなで楽しくやればいいんだ、と変わりました。その結果質が低下したと云う人もいます。

修行道場でしごかれてしごかれて、歯を食い縛って坐禅をしていたせいなのでしょうー坐禅をしたがらない住職さんが多いのはこのせいかもしれません。だからでしょう、坐禅会をしない禅寺は多いです。一度ググってくださいー三重県坐禅会で。坐禅会を行っている三重県県下の禅寺は10ヶ寺も無いですよ。

私も道場からでたばかり頃は、坐禅は嫌いで、自ら坐禅をしたいとは思いませんでした。その考えを変えてくれたのが、アメリカの大菩薩禅堂での生活でした。アメリカ人の楽しそうに坐禅をする姿に感銘されて私は坐禅に対する思いが変わりました。

辛いことを辛いと思ったら無茶苦茶苦悩になりますし、耐えていると精神的におかしくなります。日本大学のアメフットの出来事はまさにここです。

でも、見つけてしまいました。楽しく行うことで、素晴らしい結果をつかむことが出来る例を。

橘女子高校の吹奏楽団の演奏を見たときこれだと思いました。こんなにすごい動きをしながら、演奏をして、そしてこの笑顔。そして、観衆の応援に応えている姿。

こんな姿は楽しんで演奏していないと出来ませんよ。練習もやらされていては無理です。

確かに個人個人は必死に練習しているでしょうが。

彼らを見て、私も楽しんで坐禅に修行に励みます。

あなたもあなたの生活を楽しんでください。また、その工夫をしてください。

 

 

 

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