和尚のブログ

2016-5-15

両親からの贈り物ー甘茶

私の父は95歳。
なのにいまだ現役。
兵庫県の実家の寺の住職は隠居しておりますが、実質的な法務、お参りは行っているようです。
車の運転もしているとか。しかし、飛ばしやの癖は直っておらず、昨年は、実家の近くで、白バイに捕まったとか。実家は田舎なので、白バイなど見たことがありません。誰かに通報されたのでしょう。飛ばしやの爺さんがいると。

私の母は85歳。
昨年正月に脳卒中で倒れました。ちょうど、倒れた次の日に実家で行われる大般若祈祷会の荷担に行っていましたので、集中治療室で生命維持装置に囲まれている姿を見たときには、葬儀の日程を考えました。

それから数ヶ月したら、家に帰るとか。
介護ベットを用意するために、部屋の掃除に行きました。義姉さんも介護の覚悟を決めて仕事も辞めました。介護度3ももらい、家族は介護への心の準備。

夏になって、兄から電話があり、母親が一人で大阪にお花の稽古に行くから何かあったら頼む。
何を言っても言うこと聴かないので。
えっ、あれだけの人が。
奇跡的な回復です。
本人曰く、成昭が助けてくれたんや。
なんて、あっけらかんと言っていました。

今年は、もう甘茶摘みは無理だろうと思っていたら、
「甘茶摘んだ送るな。炒ってないからそちらで炒るように」父親からの電話。
母親と二人で摘んだとか。
電話の向こうで母親が、「あー、しんどかったわ❗美味しいで🎵」

ありがたかったです。

花祭りの前日、炒って、大釜で煮立てました。
来年は、送られて来ないかもしれませんが、この味を大切にします。

ありがとうございます。

素直に云えました。

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