和尚のブログ

2014-5-15

ウサギさんの葬儀

昨日、夜の葬儀の依頼がありました。
皆が仕事を終えてから葬儀をしたいからとのことでした。
午後7時前に家族ずれで来られました。お棺に入れようとウサギさんを預かろうとすると、タオルで全身くるんであるので「お顔はどちらですか?」と尋ねると「頭がないんです。狐か何か動物にやられて」と言われた後、涙が止まりません。連れ添って来られたら家族もまた、涙です。
それからは、シクシクと葬儀を行い、おはなしをして、火葬炉にウサギさんを持って行ってもらい炉に納めると悲しみも頂点。
収骨のときには、家族の皆さんもすこし
落ち着かれた様子。ウサギさんの思い出話が花が咲いてます。

収骨が終わり、納骨堂でお勤めを終わった時、お母さんが「ちょっと落ち着きました。お葬儀をして頂いて、お話を頂いて本当に良かったです。有り難う御座いました。」と言って頂いたときに、何とも充実感が体を包みました。疲れも吹っ飛びました。

片付けを終えると午後11時を過ぎてしまいましたが。

ウサギさんと「いい家族に巡り会って良かったね。」と語り合っていました。

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