和尚のブログ

2018-4-27

アメリカ禅 その2

アメリカに禅が紹介されたのは、1893年ー明治26年。
シカゴで開催された万国宗教会議で釈宗演老師が演説されてからです。
その後、鈴木大拙博士が臨済録等の禅書を英訳され、欧米人に禅を学ぶチャンスが増えました。
曹洞宗 の佐々木承周老師は自らの人生をかけてカルフォルニアに禅堂を作られ、多くのアメリカ人が坐禅に参禅にと修行出来るようになりました。
また、臨済宗の禅は仙崎如源禅師から中川宗淵老師にそして、嶋野榮道老師へと脈々と流れてきました。

仏法東漸
インドから始まった仏教は北ルートのチベット、中国、朝鮮、日本。
南ルートのバングラデシュ、タイ、インドネシア。
と西から東に伝わって来ました。
そして、明治になり太平洋を越えてアメリカに、戦後は大西洋を越えてヨーロッパへと伝わった仏教。
特に禅は欧米人に好かれています。

そんな、禅を私は34年前に学びに行きました。

日本の修行道場とは全く違いアメリカの修行道場は幼いです。
先ず、日本では修行者と言いますが、アメリカではstudent(学生)といい、修行は学ぶ対象です。
本来修行は体得するもの、体で感じていくものです。頭で学ぶものではありません。

修行は誰の為にするのか⁉️「衆生済度」生きとし生けるものを救うにするーという意味が分かっていません。
ー日本人でも分かっていない人もいますがね。

数え上げるとまだまだあります。

ならば、行かなくてもいいじゃんと言われんでしょう。
でも、行くべきです。彼らと一緒に坐禅をしたら、日本人が忘れていたものを感じます。
私も多くを学びました。

あの大菩薩禅堂での修行がなかったら今の私はありません。

また、紹介していきますね。
アメリカの禅を。

 

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