和尚のブログ

2016-10-5

お客様は神様です。

というのはもうやめませんか‼

先日、奈良であった出来事ですが、電車が遅れてお客さんが車掌さんに数人取り囲んで、色々質問したりして詰めよっていると、突然、上着を脱いで線路に降りて高架下に飛び降りてその場を逃げたそうです。職場放棄ですから、厳しい処分もあり得るでしょう。

でも、よく考えてください。1分の誤差もなく運行されている日本の電車は世界的にもまれです。ある外国人は、日本の列車の運行状態を奇跡だと言っています。そんな状態で運行されていたのが、色んな事故やトラブルで遅れたら何でやと、起こるお客さん。それに対応する職員さん。

あって当たり前。時間通りに運行されて当たり前。

でも当たり前ではないのですよね。それに気づくべきです。

先日、元公園管理の仕事をさせていた人からこんな話を聞きました。

ゴミがあるからで、動物のウンコがあるから、動物の死体があるから、草まみれだからとクレームが何時もあるそうです。でも、綺麗にしてもらってありがとうと言われたのは、30年働いて1度だけです。

綺麗に管理されて当たり前なんですよね。

でも、自然に綺麗に保たれている訳ではありません。多くの人の手がかけられて、綺麗に保たれているのです。

列車が安全に時間通りに保たれているのも多くの人の手がかかって保たれているのです。

金を払っているのだから、税金を払っているのだから、当たり前。当然の権利だ。

昔の日本人はそうではなかった。

売ってくれてありがとう。買ってくれてありがとう。

させてくれてありがとう。してくれてありがとう。

神様は自分にあるのではなく、相手にあるのです。お客さんも提供者も神さんです。

俺はお客様だから、サービスしてもらって当たり前なんて言うのは止めましょうよ。

そうでないと、人の心はドンドン悪く荒んできます。

社会が悪いのではなく、私たち一人一人が悪くしています。

私もあなたも気持ちよく生きて行きませんか?

先ずは、隣のかたにありがとうを言いましょう🎵

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