和尚のブログ

2014-7-18

「大切なのは、かつてではない、これからでもない、即今只今である。」(ことわざ)

今の景気も、集団的自衛権を獲得するまでのものでしょうから、先行きを考えると、不安になります。また、年を取ることに不安を感じる人も多く、認知症の早期発見のテストが流行り、老化を防ぐサプリメントが数知れずあり、健康と名の付くものがあふれかえっています。そして、死んだときの用意にと終活という名前で、いろんな本が出ています。つまり、先のことが不安な人たちがあふれかえっている証しです。でも、先のことは誰にも分かりません。明日交通事故での命が終わるかもしれないし、周りにそろそろお迎えが来てもいいのと違うと言われるくらい長生きをするかもしれません。10年後20年後どうなっているのかは、佛さんしか分からないのが事実です。また、今ある出来事の原因を探し出して、何でこんなに成ったんだろうと悩む人もまた、多くおられます。過去に戻ってその原因を取り除くことが出来るのなら、振り返ることも意義がありますが、過去は変えられません。過去を振り返っていろいろかんがえより、未来を考えて不安に感じる時間があったら、即今只今、この時間に自分にとって何が大切か、何を成すべきかを考えることが一番大切であります。
過去や未来はどうでもいいんですよ、今が一番大切です。どうぞ、今何を成すべきか、考えてください。「大切なのは、かつてではない、これからでもない、即今只今である。」ですよ。

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