和尚のブログ

2013-7-27

「ひがり輝く幸せを与えたもうたあなた、おおきなみむねにゆだねましょう。続く世界の平和を。」(アメイジング・グレイ)

今月の言葉はアメイジング・グレイス(和訳例:すばらしき恩寵ーおんちょう)は、ジョン・ニュートン (John Newton)の作詞による賛美歌の一節です。特にアメリカ合衆国で愛唱されている曲です。日本では、アイドル歌手として名をはせた、本田美奈子さんが、白血病の闘病生活をしながら最後に作った、アルバムに入っています。病気が進行する仲、再起を祈りこの歌をよく歌っていたと当時報道されました。八年前のことでした。今又、ヘイリー・ウェステンラさんが、「祈り」というアルバムで、本田美奈子さんの声に遇わせて歌っているのを聞いて、感銘しました。
 ここでいわれている「あなた」は神様のことですが、佛さんに置き換えても良いと思います。私達は、どんなに辛い生活をしていても、幸せと感じる一瞬があります。その幸せと感じる一瞬を佛さんから与えられたもの。だから、佛さんの胸にゆだねましょう。つまり、佛さんの意図にゆだねましょう。というのです。
 貴方にも幸せと感じたときがあったでしょう。私にもありました。この季節になると思い出すのは、ビニールプールを裏庭に作り、水を入れて、子どもたちと泳いだことを。アイスクリームを買ってきて、家族四人で、騒ぎながら食べたことを。今では、一人欠けてしまい、家族四人で、すごすことは決してできません。次男を失ったことは辛いことですが、確かに幸せを感じた一時があったことは確かです。その事に感謝しなくてはいけませんよね。今がどうであれ、幸せを仏様から授かったことは事実です。その事に仏様に深く感謝しています。そして、仏様は次男を連れて行かれましたが、それは、仏様の意図であり、私達家族はこの事実を受け入れなくてはいけません。そして、世界の平和つまり、衆生済度ー生きとし生けるものを救う仏様の願いを叶えるよう日々精進していかなくてはいけない。

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